一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツは2月21日、世田谷区より都市再生特別措置法に基づく地域のまちづくりを担う法人(=都市再生推進法人)として指定されましたのでお知らせいたします。なお、当法人は世田谷区初の都市再生推進法人となりました。
都市再生推進法人は、まちづくりの新たな担い手として、行政の補完的機能を担いうる団体として市町村が指定します。指定を受けた団体は、まちのにぎわいや交流創出のための施設整備及び管理運営をはじめとして、地域のまちづくり活動の推進主体としての役割を果たすことが期待されます。(参考:世田谷区公式サイト)
当法人は「地域と住民が主体となって公共空間を管理・活用し、街の価値を高める」エリアマネジメント活動を担うため、玉川町会、東急電鉄株式会社(当時)、東神開発株式会社の3者により2015年4月に発足し、これまでさまざまな活動を展開してきました。(参考:二子玉川エリアマネジメンツとは)
特に多摩川に面する区立兵庫島公園を中心とした水辺空間においては、地域最大の自然資源である多摩川の魅力を高めるため、キッチンカーによるカフェ事業や健康ヨガのほか、地域の住民にとってより親しみやすく安全に使えるよう、マルタウグイの産卵床づくりや護岸清掃等に取り組んできたところです。
このように河川敷などの公共空間活用を推進してきましたが、任意団体では公共空間を活用するための許認可が取りづらく、社会実験から本格運用への移行をよりスムーズに行うために責任ある立場で活動することを目的に今年(2020年)1月、一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツを設立しました。(参考:一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ)
そして、地域住民によるまちづくりをさらに発展させるとともに、公共空間の一層の利活用を図るためには、今までの取り組みなどを踏まえた都市再生整備計画の作成をしていただく必要があると考え、公共空間利活用の担い手となる都市再生推進法人の指定を申請しました。
今後は、これまで通り住民や企業や行政と連携し一体性をもって行う総合的なまちづくりに取り組むとともに、一部の事業では収益を得る仕組みを構築し、収益を一定のルールのもとにまちづくり活動へ配分していくなど、自立的で持続性のあるまちづくりの循環を生み出すことを目指していきます。