当法人が主催する「かわのまちアクション・マルタウグイ産卵環境づくり」について、2021年はイベント開催を中止いたします。
多摩川を代表する在来魚であるマルタウグイは、毎年春になると東京湾からいっせいに遡上してきて、川底の石のすき間に卵を産み付けます。そんな春を告げる魚であるマルタウグイの産卵場所を地域で長く多摩川の環境整備をされてきた方々のご指導をいただきながら、2016年より、毎年3月初旬に地域の方々をはじめとする参加者の皆さまとともにつくってきました。
産卵床づくり後には、河原の原っぱ(せたがや水辺の楽校原っぱ)で炊き出しを囲みながら、川との安全な付き合い方を一緒に考える「水辺ごはん会」を実施することで、子どもから大人まで、多摩川が大好きな人々が集う場を提供することも目的としています。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための緊急事態宣言が発出中であることを鑑み、2021年のイベント開催を中止する判断をいたしました。
大変残念ではありますが、2022年以降の継続を目指し、今年度はマルタウグイの産卵床の作り方やメンテナンス方法を見直し、細やかな遡上調査と観察を行います。その結果については、これまでにご協力をいただいた皆さまや地域の方々へご報告する予定です。
今後、マルタウグイの産卵環境づくりの有志を募ることも検討中ですので、引き続きご関心をいただきますようお願いいたします。
過去のマルタウグイ産卵環境づくり資料一覧:
※このムービーは平成29年度公益財団法人日野自動車グリーンファンドの助成を受けて制作しました。
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