【お知らせ】国道246号・新二子橋橋脚落書きへの対応について

2023年1月15日、午前6時から8時ごろにかけて、国道246号橋梁・新二子橋橋脚への落書きが発見されました。これを受けて、同橋梁を管理する国土交通省横浜国道事務所は、警視庁成城警察署に被害届を提出し、1月17日に受理されました。

 ペンキによる落書きがされた同橋脚壁面には、当法人が昨年5月29日に開催したイベント「二子玉川かわのまちアクション2022 新二子橋アートプロジェクト」で、参加者約100人と一緒に制作したマスキングテープを使ったアートが施されていました。通りがかりの住民が発見し、横浜国道事務所経由で警察への通報となりました。

 多摩川に架かる橋下スペースは、世田谷区立兵庫島公園内の一角にあり、普段から多くの方々が水辺の憩いの場として集っています。また、当法人が運営する隣接スペース「Mizube Fun Base」では、フードトラックによる飲食の提供サービスのほか、アウトドアオフィスや地域の人びとによる広場利用(冬期を除く)なども行っていることから、「この場所を地域の交流・憩いの場としてもっと快適に、もっと安全に利用する」ために、住民や在勤者、利用者自らが楽しくまちづくりアクションできる機会として企画したものでした。

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 参加した多くの子どもたちの楽しい思い出を損なうことの無いようにと、横浜国道事務所は再発防止対策と原状回復を迅速に講じ、発見から4日後の1月19日にすべての作業を完了しました。

 しかし、大変残念なことに、落書きのペンキが大量に付着したマスキングテープアートについては、剥離し廃棄せざるを得ませんでした。1月19日朝9時30分から開始した剝離作業には、当法人スタッフと同事務所員と保守・維持受託事業者である小雀建設の作業員の方々のほかに、世田谷区職員、地元二子玉川ライズのスタッフなど、総勢約30人が参加し力を合わせた結果、開始からわずか1時間で終了しペンキ上塗りの準備が整いました。

落書き行為を見かけたらその場で110番通報を!

 ペンキ上塗り後には、壁面乾燥のためにオレンジ・コーンの囲いが施され、横浜国道事務所による注意喚起の貼り紙を掲出して同日午後4時にすべての作業が完了しました。

 同事務所によると、再発防止には地域の人びとによって大切にされている場所であることを伝えると同時に、落書き行為を目撃したらその場で110当番通報をしていただきたいという警察からの指導があったそうです。

 子どもたちが水遊びで集う憩いの場を、安全で気持ちのよい空間としていくために、地域の皆さまのご協力をお願いし、呼び掛けていきます。

二子玉川 水辺と道路のボランティア・サポート・プログラム協定

 新二子橋を中心とした二子玉川の水辺エリアは、地域ボランティアによる美化清掃、美観創出、防犯防災などの活動を河川管理者(京浜河川事務所)・道路管理者(横浜国道事務所)・世田谷区が協力してサポートするための協定「二子玉川 水辺と道路のボランティア・サポート・プログラム」(VSP協定)が締結されている場所です。

 今回の落書き発生への迅速な対応は、こういった地域有志の持続的な活動を行政と地元まちづくり団体が連携して支えていくための協力体制によるものです。

各橋脚壁面へ掲出されているVSP協定の看板

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