ライトアップ&橋脚アート

■兵庫島公園一帯のライトアップ

医療・介護従事者などエッセンシャルワーカーへの感謝を込めた青い光の演出をします。ライトアップのエリアは下記の3つです。

ライトアップエリアMAP(画像はイメージです)

①兵庫橋

 新堤防築堤の工事に関連して、2020年11月以降、撤去が予定されています。現在の橋は1978(昭和53)年11月に完成したものですが、「兵庫橋」という名称自体は、二子玉川の水辺に料亭があった昭和の初めごろから親しまれていたそうです。今回のライトアップには、そういった現橋との「お別れ」の意味も込めています。

現在の兵庫橋

②青の遊歩道

 兵庫橋を渡って新二子橋に向かう野川沿いの道。普段は電灯など灯りのない野川沿いのこの遊歩道を青く照らします。

③新二子橋橋脚壁面ライトアップ

 遊歩道を新二子橋下まで行くと、隣接する橋脚壁面2面をライトアップしたエリアに。壁面に描かれたアート作品をじっくりとお楽しみいただけます。

橋脚アート(新二子橋橋脚壁面のラッピング装飾)

地元・上野毛にキャンパスを置く多摩美術大学や地元で活躍するアーティストと連携し、多摩川に架かる新二子橋の橋脚壁面を巨大なメッセージキャンバスと見立て、「人と人をつなぐ架け橋」をテーマとしたアート作品(装飾デザイン)を展示します。

 当法人がこれまでに地域の有志のお力を借りながら実施してきた、国道246号高架(新二子橋)の橋脚の落書きを消す活動をするなど、水辺空間の良好な環境を創出する活動(かわのまちアクション)から着想を得て、この橋脚壁面を地域への「メッセージメディア」とする試みです。

 高さ約5.7メートル、幅約26.5メートルの公共インフラである橋脚壁面を「巨大なキャンバス」にして作品を描き、地域の人々と「人と人を繋ぐ架け橋」の思いを共有する「橋脚アートの発信基地」が出現します。

展示作品①多摩美術大学との連携によるアートワーク

 「人と人を繋ぐ架け橋」をテーマに多摩美術大学で公募し、応募作品の中から選出されました。

デザイン:多摩美術大学大学院美術研究科 デザイン専攻統合デザイン研究領域 修士1年 岡村優華さん 作品タイトル:「みんなを繋ぐ心の橋」

 作品は2020年8月7日、下記の審査委員の皆さまによって選出されました。

保坂展人氏(世田谷区区長)、澁谷慎一氏(関東地方整備局京浜河川事務所所長)、松本順一氏(玉川町会会長)、名川志信氏(二子玉川振興対策協議会会長)、高田直樹氏(東神開発渉外担当部長)、二宮道彦氏(二子玉川ライズS.C.総支配人)、米山貴久氏(多摩美術大学教授)、加納豊美氏(多摩美術大学教授)、佐藤正一氏(一般社団法人二子玉川エリアマネジメンツ代表理事)

作品の選出の様子や、各審査員による選出理由については下記の記事をご覧ください。

展示作品②フタコハートブリッジ:二子玉川商店街との連携によるマスキングテープアート

 今年6月20日に実施した、当法人の水辺清掃・整備活動であるかわのまちアクションの参加者約40人で、橋脚壁面の落書き消し作業、ハートアート作家・西村公一氏のディレクションで11のハートを制作しました。

参考資料:【動画リポート】R246橋脚アート実験・ハートアーティスト西村公一さんに聞く|フルタニDの街歩き(二子玉川まちメディアfutakoloco)

 西村氏は2016年より二子玉川商店街のイベント「フタコハートストリート」のディレクションを手掛けています。2020年は10月に7回目の開催を予定しています。

 なお、このアート作品を展示することで、落書き防止効果の検証も行っています。2カ月経過後の8月20日時点で、落書きの上塗りは確認されていません。

 ハートは一つ一つ、作った方々の思いが込められてそれぞれです。ぜひ違いを楽しみながら橋脚壁面アートを楽しんでいただければ幸いです。

新二子橋橋脚壁面のハートアート作品
西村公一氏