【出張レポート#3】岡山市 エリアマネジメント勉強会へ参加(2020.2.26)

 大分日にちが空いてしまいましたが、2020年2月26日(水)に特定非営利活動法人岡山NPOセンターが主催するエリアマネジメント勉強会に外部講師として参加し、 当法人の取り組みの概要等について説明させていただきました。本会では平成31年度岡山市市民協働推進ニーズ調査事業「西川エリアマネジメント推進に伴う地域課題調査」結果報告会も行われ、その調査結果も踏まえながら色々とディスカッションをさせていただきました。

 西川エリアは6つの町内と複数の学区をまたぐエリアで成り立っており、エリア内では600を超える飲食店、観光やビジネスに最適な宿泊施設、また、エリア内を生活圏として利用している住民などが混在しています。(参考:平成31年度 岡山市市民協働推進ニーズ調査事業「西川エリアマネジメント推進に伴う地域課題調査」) 近年では新規の飲食店や宿泊施設の参入、また高層マンションの建設による住民の流入など活気をみせていますが、新たな課題が目に入るようになったとのことです。そのような街の課題が浮き彫りとなっている中、今回の勉強会では「西川緑道公園(西川エリア)で未来につながる持続可能なエリアマネジメントとは」をテーマに二子玉川における官民連携の取り組みの紹介や都市再生推進法人の指定に至る経緯やプロセスについてお話をさせて頂きました。

 また折角岡山に来たので時間を活用して、 一般社団法人 北長瀬エリアマネジメントが運営するハッシュタグを視察しました。ハッシュタグはJR北長瀬駅前の岡山操車場跡地に2019年にオープンしたブランチ岡山北長瀬という商業施設の中にあるコミュニティスペースです。
 アポなしで訪問したのですが、運良く北長瀬エリアマネジメントの事務局の方に施設のご案内をいただくことが出来ました。シェアスペース(会議室・イベントスペース)、シェアキッチン、コワーキングスペースを完備しており、色々な企画が行われて「#」がたくさんついて投稿されるような場所を目指していることが名称の由来とのこと。隣接地には北長瀬公園が予定されており、そこで活動されている市民の方々や周辺の団体等とも連携しながら施設を運営されているそうです。施設自体のコンセプトも面白いですが、立地的にも駅からの距離も近く、近い将来には公園との結節点にあたるということで、非常にポテンシャルの高い施設だと感じました。

 またハッシュタグから徒歩で15分程歩き、最近岡山市内でも一目置かれるエリアとして知られている「岡山市北区問屋町」に行って来ました。問屋町は元々繊維関係の卸売業で栄えた街でしたが、時代の変遷と共に卸売業が衰退し、倉庫や空き事務所が増加が問題化しましたが、卸売業者以外の参入を認めたことで、街が再生したそうです。モダンとレトロが絶妙に混じりあった独特の雰囲気を形成する問屋町は歩いているだけでも感性をくすぐられるような空間を形成しており、時間が許せばもっと居たかった!と思わせるような魅力溢れる場所でした。

(参考元:平成31年度 岡山市市民協働推進ニーズ調査事業「西川エリアマネジメント推進に伴う地域課題調査」)

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