【二子玉川かわのまちアクションレポート#5】 心つながるハート:新二子橋橋脚清掃&活用2021 報告

 9月18日、当法人の公益還元活動「かわのまちアクション」で、国道246号高架・新二子橋の橋脚清掃活動を行いました。

マスクを着用し、できるだけ距離を空けて、コロナ感染対策を行いつつ落書きを消していきます

 新二子橋下は、子供広場内に親水路が通り、日中は多くの親子連れが集い、日陰や雨よけの場として地域で重宝されている場所です。また、当法人が占用主体として運営しているMizube Fun Baseにも隣接しており、二子玉川の水辺を地域の交流・憩いの場として一体的に利活用できるように進めているところです。

二子玉川エリアマネジメンツの水辺エリア活動MAP。世田谷区の都市再生整備計画に基づく利用区域の指定を受けています。

地域の呼び掛けで始まった橋脚清掃 

 橋脚清掃活動では、①周辺の除草と壁面の落書き消し ②落書き防止対策(マスキングテープによるハートアート展示)を行なっています。通常は参加者を一般に公募していますが、今回は新型コロナウイルス感染症の拡大状況を鑑み、最小限の関係者(当法人スタッフと在二子玉川企業および団体の有志の皆さま)での実施となりました。

 2016年4月に地域の有志の呼び掛けによって始まった当活動。2018年9月から当法人が管理主体への申請等を行い作業へ参加することで、地域活動の継続を支援しています。公共インフラを地域の共感や愛着を醸成するための媒体として、地域の人々自身で活用・整備していくことを目的としています。

 ⇒過去の橋脚清掃活動の動画レポートはこちら(二子玉川まちメディアfutakolocoサイト)

Futako Tamagawa Light It Blue Park

 ちょうど1年前、この場所で「青の光で医療従事者などのエッセンシャルワーカーへエールを送る」Futako Tamagawa Light It Blue Park(FLIBP)というイベントを行いました。今年は新型コロナウイルス感染症予防による緊急事態宣言下でもあることから開催はかないませんでしたが、今後も可能な形でこういった機会をつくっていく予定です。

 ⇒FLIBPライトアップ&橋脚アートに関する情報はこちらをご覧ください(FLIBP専用サイト)

今年は商店街とコラボ「心つながるハート」作品を展示

 今回は総勢で約30人のご協力をいただきました。地域住民の方々のほか、二子玉川カヌー部、二子玉川ライズ、リコーブラックラムズ東京、世田谷区、東神開発などの企業の皆さまのご参加により、10時から休憩を挟み15時までの5時間で、高さ3メートル×幅26メートルの壁面がすっかりきれいに見違えた様子をご覧ください。

長いこと放置されてきた落書きを消し、真っ白なキャンバスにハートアートで装飾しました
橋脚周辺の除草。新二子橋下から見たMizube Fun Base、見通しが良くなりました

 今回の落書き防止対策はマスキングテープを使用したハートアートの展示です。テーマは「心つながるハート」で、ハートを繋ぐ流れは橋脚の後ろを流れる野川をイメージしています。10月3日から二子玉川商店街で始まる「フタコハートストリート∞」と連動したデザインです。

 ぜひ多摩川河川敷にお越しの際は足をお停めいただき、二子玉川の水辺の新しい風景をご覧いただければ幸いです。なお、この壁面装飾は、国土交通省横浜国道事務所・京浜河川事務所、世田谷区への届け出により、2022年3月末までの長期展示となっています。また、展示の補修や周辺清掃についても当法人が行ってまいります。

 状況を見て地域の方々に橋脚アート制作などでご参加いただける機会を2021年度内に作れればと考えておりますので、引き続きのご関心とご支援をよろしくお願いいたします。

この記事を書いた人